座間味島への行き方と島の回り方|船が2日欠航した70代ひとり旅(慶良間諸島②)

座間味島への行き方と島の回り方|船が2日欠航した70代ひとり旅(慶良間諸島) 島旅一覧

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慶良間諸島の座間味島(ざまみじま)へ、ひとりで渡ってきました。2018年12月のことです。

ただ、いきなりつまずきました。船が2日つづけて欠航して、那覇で足踏みしたのです😂

この記事では、座間味島への行き方と、島をどう回ったかを書きます。冬に行こうと思っている方、船が出るかどうか心配な方の、参考になればうれしいです☺️

座間味島は、どんな島でしょう

沖縄本島の西、およそ40キロのところに浮かぶ島です。周りの島とあわせて「慶良間諸島(けらましょとう)」と呼ばれ、国立公園になっています。

ガイドさんに教えていただいたところでは、島の人口はおよそ1,000人。小中学校の子どもたちは74人だそうです。歩いていると、静かで、波の音がよく聞こえます。

座間味島への行き方

飛行機はありません。那覇の「泊港(とまりん)」から船に乗ります。

那覇・泊港(とまりん)を出るフェリーの甲板から見た港
泊港を出たところ。12時の便でした

船は2種類あります。ゆっくりのフェリーざまみと、速い高速船クイーンざまみです。

座間味村のフェリーざまみ3の船体
私が乗ったフェリーざまみ3

私が乗ったのはフェリーのほうで、12時に泊港を出て、座間味に着いたのが午後2時。ちょうど2時間の船旅でした。運賃は2,200円。2018年12月に私が払った額です。

いまの運賃を、座間味村の公式サイトで調べてみました。

片道(大人)往復(大人)乗り場
フェリーざまみ2,900円5,510円泊港・南岸
高速船クイーンざまみ3,950円7,510円泊港・北岸
座間味村公式サイトより(2025年11月時点の料金表)

ここで、行かれる前に知っておいていただきたいことが3つあります。

① 乗り場が、船によってちがいます

フェリーは泊港の南岸、ターミナル「とまりん」のすぐ前から出ます。ところが高速船は北岸で、とまりんのチケット売り場から歩いて10分ほどあるそうです。

荷物を持って10分は、私たちの年齢だとけっこうな距離です。高速船に乗られる方は、時間にゆとりをもってお出かけください。

② 入島税が、おひとり100円かかります

「美ら島税(ちゅらしまぜい)」といって、座間味村へ渡る方からおひとり100円いただくことになったそうです。中学生までのお子さんと障がいのある方ご本人は免除です。

2018年4月から始まった制度です。金額は小さいですが、知らずに行くと「あら?」となりますので、書いておきますね☺️

③ 予約は1か月前から。チケットは当日発券です

ご予約は1か月前の同じ日から受け付けだそうです(受付は午前10時から午後5時まで)。チケットは当日、券売所で受け取ります。乗船は出港の10分前までに。

👉 ご予約・お問い合わせ:座間味村役場 那覇出張所(とまりん内チケット売り場)098-868-4567(午前10時〜午後5時)
👉 座間味村 公式サイト「船舶料金・時刻表」
👉 座間味村 公式サイト「船舶運航ダイヤ」

※運賃も時刻も変わります。行かれる前に必ず公式サイトでご確認くださいね。

那覇の空港までは、飛行機です。私は羽田から朝の便で飛びました。

・お近くの空港から那覇までを比べる 👉 エアトリでお近くの空港から那覇への料金を比べる

船が2日、欠航しました

さて、ここからが本題かもしれません😆

12月9日に羽田を発って那覇に着いたのですが、船が出ませんでした。翌日も出ませんでした。冬の慶良間では、めずらしいことではないそうです。

途方に暮れました😂

だって、初めての沖縄です。右も左も分からない土地で、初日から予定が狂ってしまったんですもの。

困ったときの、末っ子です

すぐにメールしました。「船が欠航になり、那覇に足止めです、どうしよう・・・。」

返ってきたメールは、ほんの二言でした笑

なら、首里城と斎場御嶽(せーふぁうたき)に行きな

えぇ〜? そんなことを言っても、初めて来た那覇です。場所も分かりませんよ😂

でも、行くしかない! 私、素直だけが取り柄ですから☺️

観光協会で、バスの番号を聞きました

すぐに観光協会に連絡しました。どうやら、このバスに乗れば行けるらしいというバスに乗って、斎場御嶽へ向かいました。

無事に着くことができて、沖縄で最初に見たものが、ここになりました。

斎場御嶽の入口にある世界遺産の石碑
斎場御嶽(せーふぁうたき)の石碑
斎場御嶽の森の中につづく石畳の参道
森の中の石畳の道。坂がつづきます
斎場御嶽の三庫理。大きな岩が2つ寄りかかってできた三角のすき間
三庫理(さんぐーい)。岩のすき間の先が、いちばん奥です
斎場御嶽の木々のあいだから見える海
木々のあいだから、海が見えました

思いがけない、船の欠航でこんなに素敵なパワースポットを訪れることができました☺️
観光地化されているので、道も歩きやすいですしエネルギー充電スポットとしてはおすすめです!

💡 斎場御嶽(せーふぁうたき)って、どんなところ?

沖縄本島の南の端、南城市にある聖地です。「御嶽(うたき)」は、沖縄で神さまをお祀りする場所のこと。なかでも斎場御嶽は、琉球王国でいちばん格の高い聖地とされてきました。

昔は、国の祈りをつかさどる女性の最高位「聞得大君(きこえおおきみ)」が、ここで就任の儀式をしたそうです。建物はなく、森と大きな岩そのものが祈りの場所です。いちばん奥の「三庫理(さんぐーい)」は、大きな岩が2つ寄りかかってできた三角のすき間です。

2000年に、首里城跡などと一緒に世界遺産になりました。

  • 石畳の坂道です。歩きやすい靴でどうぞ
  • 券売所から入口まで歩いて7〜10分、見学は50〜60分が目安です
  • 拝観料は大人600円です(2026年10月1日から。それまでは300円)
  • ⚠️2026年11月2日から2027年1月5日までは工事のため、入口(御門口)より先には入れません。この期間は入場無料で、入口までは行けます

※2026年9月に、南城市の公式サイトで調べた内容です。

さて、その次は首里城です。……また、場所がまったく分かりません😂

「あら、私も首里城に行こうかしら」

ところが、です😳

たまたま斎場御嶽で一緒になった女性とお話をしているうちに、その方がこうおっしゃいました。

「あら、私も首里城に行こうかしら」

私より少し土地勘のある方でしたので、便乗させていただいて、バスを乗り継いで首里城へ向かいました。

着いたのは17時30分ギリギリ(閉まるのは18時)。入場券を買って、急いで中をまわりました。

なんだか、走った記憶しかありません😆

首里城の石段と城門(2018年12月)
閉まる直前の首里城
2019年の火災で焼ける前の首里城正殿(2018年12月撮影)
燃える前の首里城正殿。2018年12月9日

このときの首里城のことは、別の記事にくわしく書きました。その翌年に首里城が燃えてしまったので、私にとっては忘れられない30分になりました☺️

そして3日目、ようやく

翌日はひめゆりの塔をまわりました。せっかくだからと動きましたが、正直なところ、毎朝「今日は船、出るかしら」と落ち着かない気持ちでした。

3日目、ようやく船が出ることになりました。それも予定より2時間遅れです。冬なので仕方がありません😂

乗れたときは、やったー☺️!でした。

欠航にそなえて、私がしておいてよかったこと

  • 日程にゆとりをもたせる。「着いた日にすぐ渡る」計画だと、まるごと崩れます
  • 帰りの飛行機は、最終日ぎりぎりにしない。帰りの船も欠航することがあります
  • 那覇でも楽しめる場所を、いくつか用意しておく。私はそれで2日間を過ごせました
  • 現地のガイドさんに、早めに連絡しておく。これがいちばん助かりました

最後のひとつは、思いがけず大きかったです。船が出ないあいだ、ガイドのOさんが泊港近くの宿まで紹介してくださいました。ひとり旅で急に予定が崩れると心細いものですが、島に知っている方がいるというだけで、ずいぶん気持ちが違いました。

もし那覇で足止めになったら、泊港まで歩ける宿か、ゆいレールの駅に近い宿にしておくと、翌朝の船に向かいやすいと思います。

・那覇の宿を探す 👉 じゃらんで那覇のホテル・旅館を探す

島での足は、レンタバイクとガイドさん

なお、座間味と阿嘉のあいだも船で行き来できます。村内航路の「みつしま」という小さな船が1日4往復していて、所要15分・大人片道500円です。フェリーざまみやクイーンざまみが両方の港に寄る便もあります。阿嘉島のことは⑤の記事に書きますね。

座間味島は、歩いて回るには少し広いです。港のまわりの集落だけなら歩けますが、展望台やビーチまで行くなら、乗り物がいります。

私は原付バイクを1日3,000円で借りました。初日はガイドさんに島を案内していただいて、2,100円です。

お願いしたのはガイドのOさんと、Kさん。ガイドのKさんは三重県のご出身だそうです。ご予約は座間味村観光協会(ターミナル内・098-987-2277)でも案内していただけると思います。

ひとりで初めての島に着いて、最初の半日をガイドさんにお願いする。これは70代の私には、とてもよかったと思っています。どこに何があるか、道がどれくらい急か、ひととおり分かってしまうので、次の日から自分で動けるようになります。

クジラを探す、高い台

案内していただいた場所のなかで、いちばん印象に残ったのがここでした。鯨(くじら)を発見するための、高い見張り台です。

座間味島の、クジラを探すための木造の見張り台
クジラを探す見張り台

12月末ごろから、クジラが南下してくるそうです。座間味村の「ホエールウォッチング協会」の方が、ここから海を見てクジラを探します。海が地図になっていて、見つけると関係者にすぐ連絡が入るのだそうです。

そのため座間味では、ほぼ100パーセント、短い時間でウォッチングができると伺いました😳

クジラには識別番号がついていて、番号で若い子か年配かが分かるそうです。人間でいえば名前ですね。しぐさにも「うれしい」「怒っている」があって、うれしいときは船のそばまで寄ってきてくれることもあるとか。

ザトウクジラの大きさを説明する案内板(体長13〜14メートル)
ザトウクジラは体長13〜14メートルもあるそうです
クジラのしぐさを絵で説明した案内板
クジラのしぐさにも、ひとつずつ名前があります

私が行ったのは12月の中ごろで、まだ少し早く、クジラには会えませんでした。一度見てみたいです。
ちなみに、シーズンは2月だそうです☺️

🐋 ホエールウォッチングに行かれる方へ

私が行った12月の中ごろは、まだ少し早くて会えませんでした。座間味のホエールウォッチングは、毎年1月から3月ごろが本番です(2026年は1月8日〜3月25日でした)。那覇から日帰りで参加できるプランもあります。

▶️アクティビティジャパンで座間味のホエールウォッチングを見る

※座間味村ホエールウォッチング協会の加盟ショップに、直接申し込むこともできます。

展望台が5つ。どれも景色がちがいます

座間味島には展望台が5つあります。高月山展望台・チシ展望台・稲崎展望台・女瀬の崎(うなじのさち)展望台・神の浜展望台。それぞれ風景がちがっていました。

高月山は標高143メートル。ここから見おろすと、古座間味ビーチ、手つかずの無人島・安室島、その向こうに阿嘉島・慶留間島・外地島、さらに遠くに渡嘉敷島と沖縄本島まで見えました。島の位置関係が、ここで一度にのみこめます。

慶良間諸島国立公園 高月山の看板
高月山(たかつきやま)の看板
高月山展望台から見おろした座間味島の入り江と島々
高月山からの眺め

そして、おどろいたことがひとつ。

12月なのに、島のあちこちで「すすき」が満開でした。9月のお月見のころには、すすきはないのだそうです。季節が、私の知っているものと逆なのですね。

12月に満開のすすき越しに見る座間味の海と白い浜
12月なのに、すすきが満開でした

女瀬の崎展望台からの眺めもよかったです。小さな岩のように見えるのが無人島です。ここから見る夕陽は絶景だそうですが、私が行ったときは太陽がまだ空の上のほうにありました。想像するだけでも、わくわくします。

女瀬の崎展望台の近くの、しま模様の黒い岩
女瀬の崎(うなじのさち)の岩
女瀬の崎展望台の東屋
女瀬の崎展望台の東屋

誰もいない、古座間味ビーチ

「慶良間ブルー」の海でした。白い砂浜ときれいなブルーが、ひとつながりになっています。

誰もいないこの時期に聞こえるのは、波の音だけです。この浜に座って、ぼうっとしているだけで癒されました。パワースポットだと思います。

古座間味ビーチの白い砂浜と慶良間ブルーの海
古座間味ビーチ。誰もいませんでした
古座間味ビーチの波打ち際と、遠くの島々
透きとおった慶良間ブルー

ここはミシュランの2つ星だそうで、ヨーロッパからの観光客がたくさん訪れると伺いました。素敵な写真が撮れました。

冬に行く不安はありましたが、人のいない浜をひとりじめできるのは、この時期ならではかもしれません☺️

マリリンの像と、海を泳いだ犬の話

映画「マリリンに会いたい」をご存じでしょうか。

座間味島のキャンプ場の手前に「マリリンの像」があります。そして阿嘉島の港の前には、「シロ」の像があります。

座間味島のマリリンの像。貝殻とレイで飾られた犬の像
マリリンの像

マリリンは、阿嘉島のほうを向いて座っています。オスのシロは、内海を泳いで座間味島まで渡ったのだそうです。

純愛ですね。

港から少し離れた、阿佐(あさ)地区

座間味島に4日いたので、最後の1泊は港から離れた阿佐地区にしました。

古い石垣の残る、静かな集落です。港のにぎやかさとはまた別の顔で、ここまで足をのばしてよかったと思いました。宿の送り迎えがあるので、車がなくても大丈夫でした。

おわりに

船が2日欠航して、着くまでに3日かかりました。予定どおりには、まったくいきませんでした。

でも、そのおかげで那覇をゆっくり見られましたし、宿を紹介してくださったガイドさんとのご縁も深まりました。島の旅は、思いどおりにならないところまで含めて旅なのだと思います。

冬の慶良間は、人が少なくて、海はきれいで、すすきが満開です。日程にゆとりさえ持たせておけば、とてもいい季節だと思いますよ。

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