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東京の竹芝桟橋から、船でひと晩。着いた先は、同じ東京都なのに、あたたかい南の島でした。
70歳を目前にした私が、車の運転もできないまま、八丈島と青ヶ島を9泊10日でめぐってきました。
この記事は、ふたつの島の「どんな島なの?」「なにがあるの?」「どうやって行くの?」をまとめた総集編です。旅を考えはじめた方の、最初の一歩になればうれしいです。
※この旅は、離島旅をはじめたばかりの60代後半のころのお話です。(いまは70代、まだまだ島を歩いています😊)
八丈島と青ヶ島は、どこにある?
八丈島は、東京から南へ約290km。船でひと晩かかる距離で、伊豆諸島のいちばん南のあたりにあります。
青ヶ島は、その八丈島から、さらに南へ約70km。船で3時間、ヘリコプターなら20分の場所です。
つまり、東京から八丈島へ。そして八丈島から青ヶ島へ。青ヶ島への旅は、かならず八丈島が玄関口になるのです。

八丈島は、どんな島?
ひとことで言えば、「暮らしのある、あたたかい島」です。まずは基本のことがらから☺️
| 人口 | 約7,000人。伊豆諸島でいちばん大きな町です |
| 大きさ | ひょうたんの形をした島。ふたつの火山が並んでいます |
| 気候 | 黒潮のおかげで、一年を通してあたたかい「常春の島」 |
| 島の中の移動 | 町営バスとタクシー。車がなくても、工夫すれば回れます |
| 暮らしの便利さ | スーパーも信号も病院もあります。はじめての離島旅でも安心 |
八丈島の見どころ

私が実際に歩いて、心に残った場所をご紹介します。
⛰ 八丈富士は、伊豆諸島でいちばん高い山(854m)です。火口のふちをぐるりと歩く「お鉢巡り」の景色は、忘れられません。
▶️関連記事【八丈富士に70代で登る|ガイドツアーで挑んだ伊豆諸島最高峰】

♨️ 温泉めぐりも八丈島の楽しみです。島の南部に温泉が集まっていて、高台から海を見わたす「末吉温泉みはらしの湯」は絶景でした。車なしの温泉めぐりの記録もあります。

💧 裏見ヶ滝は、滝を裏側からながめられる、めずらしい場所。

🪨 玉石垣は大里地区に残る、丸い石を積んだ美しい石垣の道で、流人(るにん)の歴史が息づいています。

そして沖に浮かぶ無人島、🏝 八丈小島。1969年に島民全員が島を離れた歴史があり、ツアーで上陸できることもあります。
▶️関連記事【八丈小島に上陸してきた|集団離島から57年、無人島の「今」を70代が歩く】
食いしんぼうさんには、島寿司(お醤油に漬けたお魚のにぎり)と、明日葉の天ぷらを。そして、匂いで有名なくさやも。挑戦する価値はありますよ😊
青ヶ島は、どんな島?
こちらはひとことで言えば、「地球に泊まりに行くような島」です。
| 人口 | 約160人。日本でいちばん人口の少ない村です |
| 地形 | 火口の中に、もうひとつ火口がある「二重カルデラ」。世界でもめずらしい形の島です |
| 島の中の暮らし | 商店は島にひとつだけ。信号もコンビニもありません |
| 宿 | 1泊3食付きが基本です。外で食事のできる場所が、ほとんどないためです |
| 歴史 | 江戸時代の大噴火で、島民全員が八丈島へ避難。約50年かけて島へ帰りついた「還住(かんじゅう)」という歴史があります |
青ヶ島の見どころ

🌋 二重カルデラの絶景は、尾山展望公園からどうぞ。「島の中の火口」を見おろす、ここでしか出会えない風景です。
▶️関連記事【青ヶ島の地熱釜と満天の星|1泊3食付きの宿と玉石段300段】

🍳 ひんぎゃの地熱釜は、火山の蒸気で調理する天然の蒸し器。卵とじゃがいもを蒸して食べました。おいしかった〜😆
🧖 ふれあいサウナは地熱の蒸気のサウナで、旅の疲れにしみました。
▶️関連記事【車があっても一度は歩く|青ヶ島のサウナと「土地を売らない」話】
夜は🌌 満天の星空。信号もネオンもない島では、星が主役です。天の川が、くっきり見えました。
⛩ 大里神社の玉石段もお忘れなく。300段の玉石の階段で、青ヶ島の信仰の中心です。
行き方のまとめ
まずは、八丈島へ
行き方はふたつ。飛行機なら羽田からANAで約55分、1日3往復あって早くて確実です。
船(橘丸)なら、竹芝桟橋を夜に出て、翌朝に到着します(約10時間半・2等は片道15,500円)。寝ているあいだに着く船旅も、旅情があって好きです。
つぎに、八丈島から青ヶ島へ。ここが本番です
船(くろしお丸)は約3時間、2等は片道3,880円。ただし欠航がとても多い航路で、出るかどうかは当日の朝に決まります。
ヘリコプター(東京愛らんどシャトル)は約20分、片道11,750円。1日1便、席はたったの9席で、予約は1か月前からの早い者勝ちです。
欠航とうまく付き合う、3つのコツ
その1、予定に余白を持たせる。「行けなかったら翌日にまわす」ができる日程を組みましょう。青ヶ島には、予備日を最低1日。
その2、行きと帰りで乗り物を変える。片道を船、片道をヘリにすると、危険が分散できます。
その3、宿と乗り物はセットで考える。私が「宿が先か、船が先か」で悩んだ実録は、こちらでどうぞ。
▶️関連記事【青ヶ島は宿が先か、船が先か|3回目の正直で渡れた70代一人旅】
※船の運賃は燃料油の価格にあわせて月ごとに変わります。最新は各公式サイトでご確認ください→ 東海汽船(橘丸) / 伊豆諸島開発(くろしお丸) / 東京愛らんどシャトル(ヘリ)
私の旅の日程(9泊10日の例)
実際に回った日程です。車なし、70歳目前の足で、この通りに回れました。
| 日 | 行程 | 泊まった場所 |
|---|---|---|
| 1日目 | 竹芝桟橋を夜に出港 | 橘丸で船中泊 |
| 2日目 | 八丈島に到着 | 船見荘(底土) |
| 3日目 | 船で青ヶ島へ | マツミ荘 |
| 4日目 | 尾山展望台と、大里神社の玉石段300段 | マツミ荘 |
| 5日目 | 地熱釜ひんぎゃ、ふれあいサウナ、満天の星 | マツミ荘 |
| 6日目 | 13時の船で八丈島へ戻り、中之郷へ | ガーデン荘 |
| 7日目 | 八丈富士に、ガイドツアーで登る | ガーデン荘 |
| 8日目 | 無人島の八丈小島に上陸 | ガーデン荘 |
| 9日目 | 温泉めぐりの日。夜の橘丸で帰路へ | 船中泊 |
| 10日目 | 竹芝桟橋に到着 | — |
お休みが限られている方は、「八丈島に2泊、青ヶ島に2泊、予備日を1日」が目安です。それでも青ヶ島の欠航しだいで延びることは、覚悟のうえで😊
費用のめやす
船だけで往復した場合、乗り物代は約39,000円でした(橘丸の往復31,000円と、くろしお丸の往復7,760円)。これに宿代が加わります。
帰りをヘリコプターにすると約8,000円プラスになりますが、そのぶん欠航の心配をひとつ減らせます。
※当時の費用のメモは一部しか残っていないため、いまの公式運賃でご案内しています。
体験記はこちらから(シリーズ全記事)
▶️関連記事【青ヶ島は宿が先か、船が先か|3回目の正直で渡れた70代一人旅】
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▶️関連記事【八丈島の温泉を車なしでめぐる|歩ける宿と絶景みはらしの湯】
おわりに
「行きたくても行けない島」は、行けたときの喜びも、ひとしおです。3回ふられて、4回目にやっと会えた青ヶ島。あの星空と、ひんぎゃの湯気と、無人島の風。
人生に「もう遅い」は、ありません。この記事が、あなたの島旅の最初の一歩になりますように。
📚 八丈島・青ヶ島ひとり旅シリーズ(記事一覧)
📝 この旅のメモ(予約はこちらから)
🏝 青ヶ島の宿は数軒のみで、予約は電話が基本です(ネット予約はほぼありません)。連絡先は青ヶ島村公式サイトの宿一覧からどうぞ。
※私が泊まったマツミ荘は、現在は休業中とのことです(2026年・公式サイトより)。
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※青ヶ島へは八丈島経由のみ。船かヘリで渡ります。
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