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※2018年9月の体験です。料金・営業状況は変わりますので、最新は各宿・公式サイトでご確認ください。
奥尻島は、ホテルというより「民宿」の島です。6泊7日の滞在で、私は宿を替えながら島をまわりました。東の宮津、西の神威脇、南の青苗——泊まる場所を変えると、見える島が変わります。
そして奥尻の民宿は、なんといってもごはん😙です。どの宿も忘れられない味でした。宿ごとに、正直にご紹介します☺️
旅の宿 大須田——2食付き8,640円の幸せ
最初の2泊は「旅の宿 大須田(おおすだ)」。宮津地区、奥尻小学校の前にある宿で、私が泊まったときは1泊2食付きで8,640円でした(2018年当時)。
ご主人は当時70歳。私と同世代です。宿を始めて25年になる、とうかがいました。
同世代というだけで、話は弾みます。そして自然と、1993年の地震の話になりました。ぽつりぽつりと、当時のことを聞かせてくださいます。この島で25年、宿を続けるということは、あの夜のあとも、ここで暮らし続けたということです。ガイドブックには載っていない話を、私は畳の上で聞いていました。
そして夕食。かににお刺身、島のお魚づくしのお夕食🥰「この値段でいいんですか」と思わず聞きたくなる内容でした☺️

朝も小鉢が数種類とお魚、納豆、目玉焼きと栄養バランスもバッチリで豪華なお食事でした!毎回食事が楽しみなお宿は滞在しているだけで気分が上がるものです🥰

チェックアウトの朝には、ピンクのエプロンの女将さんと、ご主人と、玄関の前で記念写真を撮りました。若女将さんも見送ってくださって——こういうお別れがあるから、民宿の旅はやめられません🥰

大須田さんは今も営業中で、フェリーターミナルからの送迎もあります(2026年9月時点)。
民宿 カサイ——奥尻で、くいだおれました
島の西側、神威脇温泉のすぐ近くにある「民宿 カサイ」。泊まったのは旅の最後の1泊だけでしたが、ここの夕食が、この旅でいちばんの衝撃でした。
ウニ。アワビ。お刺身。そして鍋。フルコースです🥰
昆布を敷いた器に、生ウニが山盛り。殻つきのアワビ。お刺身の盛り合わせに、茶碗蒸しにもうにが添えられて。
正直に申し上げます。くいだおれました。



食べながら思っていたのは、「これを、ひとりで食べているのがもったいない」ということでした。大切な家族を連れてきたい。恋人がいる方なら、きっと連れてきたくなる。そういう食卓でした🥰
またいきたいな、と今でも思っています😊
※料金・営業状況は必ず最新をご確認ください。
🛏 大須田さんは、いまも営業中です
私が泊まったのは2018年ですが、じゃらんにも掲載がありました。2食付きで9,350円(2026年9月時点)。私のときは8,640円でしたから、少し上がりましたね。それでもあの毛ガニとお刺身を思い出すと、安いと思います。
フェリーターミナルからの送迎もあります(要予約)。
そしてもうひとつ、この宿で驚いたことがあります。
宿には高校生の子たちが暮らしていました。聞けば、全国から島留学で来ている生徒さんたちだそうです。奥尻の高校に通うために島へ来て、この民宿を下宿先にしているのですね。
私が荷物を抱えて入ろうとしたら、さっと手を貸してくれました。
これが、うれしかったのです。孫といってもいい年ごろの子が、当たり前みたいな顔をして、重たいほうを持ってくれる。
もともと優しい子たちなのでしょう。でも、それだけではない気がしました。この島の、穏やかでのびのびとした空気です。海があって、山があって、急かすものが何もない。そういうところで毎日を過ごすことが、思春期のまんなかにいる子たちの心と体を、ゆっくりと、けれど確かに育てているのではないかしら。
若女将さんもお若い方で、子どもたちの面倒をみながら宿を切り盛りしていらっしゃいました。
民宿が、島の子どもたちの「家」にもなっている。そういう島なのだと知りました。夜は星がとてもきれいで、宿の前からは夕日が海に沈むのが見えました🌅
民宿 清運丸——漁師の宿で、海のものづくし
滞在の中ほど、3泊お世話になったのが「民宿 清運丸(せいうんまる)」です。港の近く、青い看板が目印。ここを拠点に、復興の森を歩いたり、津波館を訪ねたりしました。
こちらの夕食が、すごかった。ウニ、アワビ、ホヤ、ツブ貝。おみそ汁には「銀杏草(ぎんなんそう)」という海藻が入っていました。海のものが、これでもかと並びます。都会の料理屋さんで同じものを頼んだら、いくらになるのでしょう。
朝には、調理場の様子まで見せていただきました。漁師の宿の台所です。こうやってあの夕食ができるのか、と。旅先で「お客さん」ではなく「お客さん以上」になれた気がして、うれしかったのを覚えています。
夜、外に出ました。星が、きれいでした。街の灯りの少ない島の空です。あれを見られただけでも、来た甲斐があったと思いました。


ひとつ大事なお知らせを。清運丸さんは2024年(令和6年)1月から素泊まりのみになったそうです(6,600円〜)。私が泊まった当時とは、形が変わりました。いまは、港歩きの拠点として泊まる宿、と考えるとよさそうです。
宿を替えながら回る、という贅沢
奥尻は周囲約84kmの島です。決して大きくはありませんが、泊まる地区を変えると、見える景色がまるで違います。
- 東・宮津のあたり(旅の宿 大須田)——鍋釣岩や宮津弁天宮に近く、朝日がきれい
- 西・神威脇のあたり(民宿 カサイ)——海に沈む夕日と、あの温泉。そしてごちそう
- 南・青苗のあたり(民宿 清運丸)——津波館や時空翔を訪ねるならこちら
私は6泊7日でしたから、宿を替えながら島を一周するような旅になりました。同じ島にいるのに、朝ごとに違う海を見る。これが思いのほか贅沢で、奥尻の楽しみ方としておすすめしたい形です☺️
奥尻島の宿、予約のコツ(70代の実感)
- 宿の数が多くない島です。日程が決まったら早めの電話予約を
- 島の海の幸を楽しむなら2食付きの宿がおすすめ。素泊まりの宿と食事どころの組み合わせも◎
- フェリーターミナルへの送迎の有無は電話で確認を。車のない旅では大事なポイントです
基本情報(2026年9月時点)
- 旅の宿 大須田: 営業中。宮津地区・フェリー送迎あり(私のときは2食付き8,640円)
- 民宿 清運丸: 営業中。素泊まり6,600円〜(2024年1月から素泊まりのみ)
- 民宿 カサイ: 神威脇温泉の近く(西海岸)。ウニ・アワビ・刺身・鍋のフルコースでした(料金・営業状況は、宿へ直接お問い合わせください)
- そのほかの宿は奥尻島観光協会のサイトに一覧があります
🏝 奥尻島シリーズ(全6本)
🗾 奥尻島は「つまらない?」のか|70代がひとりで6泊7日いた全記録(費用・行程・宿ぜんぶ・奥尻島①)
✈️ 奥尻島への行き方と島の回り方|フェリー・飛行機・そしてバイクとの死闘(奥尻島②)
🏠 奥尻島の宿はどこがいい?|70代が泊まった民宿3軒とウニ・アワビのごちそう(奥尻島③)(今読んでいる記事)
🕯️ 奥尻島津波館へ|1993年の地震から25年目の島を、70代が歩いた(奥尻島④)
🍽 奥尻島のグルメとお店|元祖・塩ラーメンと島の食事処6軒(奥尻島⑤)
🚶 奥尻島を歩く|鍋釣岩・宮津弁天宮・神威脇温泉、自衛隊基地への突撃訪問!?70代一人旅(奥尻島⑥)
🛏 奥尻島のお宿を探す
私が泊まった3軒のうち、ネットで予約できるのは大須田さんだけでした。カサイさんと清運丸さんはお電話でのご予約になります。
島の宿はどこも小さいので、早めのご予約を。夏のうにの季節は、とくに埋まります。
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