※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます。
※2018年9月の体験です。ダイヤ・料金は変わりますので、最新は各公式サイトでご確認ください。
奥尻島の旅の一歩は、「原付バイク」との悪戦苦闘から始まりました。
……と、いきなり何の話かと思われますよね。順番にお話しします。まずは島への行き方から☺️
奥尻島はどこにある?
北海道の南西、日本海に浮かぶ島です。「北海道の離島」というと利尻・礼文が有名ですが、奥尻はもっと南、函館に近いほうにあります。
行き方は2つ——フェリーと飛行機
フェリー(江差から約2時間10分)

多くの方はこちら。江差港から「オクシリアイランドフェリー」(ハートランドフェリーのグループ)で約2時間10分。基本は1日1往復、夏は2往復になります(2026年ダイヤで確認)。本数が少ないので、フェリーで行くなら船の時間から旅程を組み立ててくださいね。
飛行機(函館から約30分・札幌からも)
私はこちらでした。羽田から函館へ飛び、函館空港で小さなプロペラ機に乗りかえて、わずか30分で奥尻空港へ。海を越えてあっという間に島に着いてしまい、「え、もう?」と拍子抜けするほどでした。70代の身には、乗りかえ1回で東京から離島に着けるのは、ほんとうにありがたいルートです。
現在は函館から約30分、札幌(丘珠空港)から約50分の便があります(奥尻島観光協会の案内・2026年9月時点)。
島に着いてから——バイクとの死闘
さて、先ほどの原付バイクと悪戦苦闘したお話です☺️
車を運転できない私は島のレンタルバイクを借りました😃ところがこのバイク、自動でエンジンのかかる今どきの原付ではなく、「キックスクーター」——足でペダルを勢いよく踏み下ろして、エンジンをかけるタイプだったのです😂
「片足で勢いよく踏むのがコツ」と教わり、体の全エネルギーをかけて、何回も、何回も。エンジンは一向にかかりません。教えてくださる島の方の顔にも、必死と不安が混じっていきます。
30分ほど格闘して、ようやく「ブルルン、ブルルン」とエンジンが鳴り響いたときには、汗だくでした。本当に😅。バイク免許を取ってまもない頃の話です。内心、「出先でエンジンがかからなくなったら、どうしよう」と不安がよぎりましたが、バイクが無いととにかく島は回れません😂
行くしかない、覚悟を決めろ私!と心を奮い立たせて、挑んだ1週間です笑。あの様なバイクは、あの時が最初で最後です(で、あってほしい!!)。
じつはこのとき私、バイクの免許を取ってまもない頃でした。末っ子に「離島を巡るなら移動手段がないときついよ、原付の免許でも取ってみたら?」と言われて、古稀を過ぎてから教習所に通ったのです☺️その時の記事もご覧ください!
▶️あら古稀でバイク免許取得!伊豆大島でのお説法体験から割引券ゲットまで
教習所で乗ったのは、ボタンひとつでエンジンのかかる今どきのスクーターです。まさか島で、足で蹴らないと動かないバイクに出会うとは思いませんでした😂

「事故があると困るから」——島の人の優しさ
観光を始めて1時間ほどたった頃、なんと!!🥺、バイクを貸してくださった観光協会の方が車で追いかけてきてくださいました。そして一言。
「事故があると困るから・・・。」
・・・🥺。
キックスクーターにまたがって出陣する私のなんともいえない後ろ姿を見て、観光協会の方は、よほど不安になったのだと思います😅
そのまま車に乗せていただき、「どこに行きたいの?」と、島を案内してくださることになったのです。おー、私も、島の方も、命拾いしました☺️
いま思い返しても、怖い目にあったはずなのに、なんだか懐かしい思い出です。島の方の距離の近さ、優しさが、この島の一番の魅力かもしれません。
バスと自分の足で回った日——16,385歩
滞在の中日、島の西側へ行きたくて、朝9時40分のバスに乗りました。着いたのは10時40分ごろ。北追岬です。
北追岬——海のそばに、彫刻が立っている
バスを降りて驚きました。岬に、彫刻が点々と立っているのです。
入口の碑には「北追岬」の文字。その下に「流政之 1982」と刻まれていました。彫刻家の流政之さんが手がけた作品なのだそうです。

海を背にして立つ3本の石の柱。草の上にぽつんと置かれた、青と赤の作品。黄色い大きな曲線。ひとつずつ形も色も違って、歩くたびに新しいものが現れます。


道には案内板が立っていて、「芸術と温泉の癒しコース」という名前がついていました。「スタートから870歩」という表示まであって、思わず笑ってしまいました。歩数で教えてくれる道標は、初めてです😊

ずぼら洞——名前の由来がおもしろい
彫刻の道の途中に、「ずぼら洞」という看板がありました。岩の裂け目のような細い道に、木の階段。「落石注意」の札も立っています。


説明板を読んで、名前の意味がわかりました。
岩の空洞部分を、反対側に通り抜けられる——つまり回り道をしなくて済むので、「ずぼらな人(面倒くさがりの人)におすすめ」ということで、この名がついたのだそうです。
島の方の名づけって、いいですね😊
岬から神威脇へ
彫刻を見ながら、1時間ほど歩きました。途中、崖の上から見た海岸線が本当にきれいで、しばらく足が止まりました。

小さな鳥居とお社にも立ち寄って、お昼すぎに神威脇温泉へ。入浴料は510円でした(2018年当時)。海を見ながらの、茶色いにごり湯です。歩き疲れた足に、これがよく効きました。



湯から出たあとは、海岸まで下りてみました。岩のあいだの水が、驚くほど透きとおっていて。近くには「神威トンネル 全長87m」という標識も立っていました。

帰りのバスは夕方5時。それまでの時間は、のんびり過ごすしかありません。……というより、バスの本数が少ないので、そう過ごすしかないのです☺️
その日の歩数計を見たら、16,385歩でした。70代がひとりで、バスと足だけで島の西側を回った日の記録です。
けれど不思議と、疲れよりも「今日はよく歩いたなあ」という満足のほうが大きい。バスを待つ時間も、海を見ていればあっという間でした。急がない旅ができる人には、車がなくてもこの島は回れます☺️
島内の移動手段まとめ(70代の実感)
- レンタカー: 一番確実。台数が限られるので予約を
- レンタバイク: 借りる前に「エンジンのかけ方」だけは確認を(笑)
- 路線バス: 本数は少なめ。時刻表は宿でもらえます
- 島の方の案内: 私は観光協会の会長さんに島を一周案内していただきました。これが一番の思い出です(2018年当時)
🎫 帰りのフェリー代が無料になるキャンペーン(2026年度)
私の旅のときにはありませんでしたが、いま奥尻島では「ようこそ!奥尻島 体験プログラム参加で 帰りのフェリー運賃無料!!キャンペーン」が行われています。1,000名限定だそうです。
しくみは、こうです。
① 江差港から、片道の乗船券だけを買って島へ渡る
② 島で宿泊施設と体験施設を、それぞれ1つ以上予約して利用する
③ それぞれの施設でスタンプをもらう
④ 帰りに奥尻フェリーターミナルの窓口で、申込用紙・アンケート・行きの乗船券・スタンプを出すと、帰りの乗船券と交換してもらえる
体験プログラムは20種類ほどあります。磯釣りガイド、SUP、シーカヤック、乗馬、サイクリング、サーフィン、ブナ林のガイドツアー、坐禅体験、ビーチコーミングなど。私が歩いて感動した復興の森も、ガイドさんと一緒に歩けるのですね。うらやましい限りです😊
お問い合わせ
・平日 9:00〜17:00/奥尻町 地域政策課 商工観光係 ☎ 01397-2-3402
・土日祝 9:00〜17:00/奥尻島観光協会 ☎ 01397-2-3456
※2026年9月時点の情報です。内容・期間は変わることがありますので、最新は公式サイトでご確認ください。
🛵 島の足の手配について(2026年9月時点)
私が借りたのは観光協会のレンタルバイクでしたが、いま島にはレンタカー会社が複数あります。どちらも送迎をしてくださるので、車を運転される方には心強いと思います。
▼ レンタカー
🚗 奥尻島 空港レンタカー(有限会社 辺見商店)
☎ 01397-3-2008(受付 9:00〜19:00)/奥尻空港から無料送迎
🚗 奥尻かもめトラベルレンタカー
☎ 01397-2-3816 / 090-5227-5071(8:00〜22:00)
奥尻空港・フェリーターミナル間の無料送迎あり。朝早い便に合わせた返却もできるそうです
▼ バイクを借りたい方
🛵 北海道アクティブアドベンチャークラブ(原動機付自転車・小型自動二輪)
🛵 民宿「島じかん」でもレンタルバイクを扱っていらっしゃいます
▼ 運転をされない方へ
🚌 路線バスがあります。私も実際に、バスと歩きで西海岸まで行きました。本数は多くありませんので、時刻表を宿で確認してから動くと安心です。
※ご予約は各社へ直接お願いします。料金・営業時間は変わることがありますので、最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。
基本情報
お問い合わせ: 奥尻島観光協会(フェリー・飛行機・島内の最新情報はこちらで)
🏝 奥尻島シリーズ(全6本)
🗾 奥尻島は「つまらない?」のか|70代がひとりで6泊7日いた全記録(費用・行程・宿ぜんぶ・奥尻島①)
✈️ 奥尻島への行き方と島の回り方|フェリー・飛行機・そしてバイクとの死闘(奥尻島②)(今読んでいる記事)
🏠 奥尻島の宿はどこがいい?|70代が泊まった民宿3軒とウニ・アワビのごちそう(奥尻島③)
🕯️ 奥尻島津波館へ|1993年の地震から25年目の島を、70代が歩いた(奥尻島④)
🍽 奥尻島のグルメとお店|元祖・塩ラーメンと島の食事処6軒(奥尻島⑤)
🚶 奥尻島を歩く|鍋釣岩・宮津弁天宮・神威脇温泉、自衛隊基地への突撃訪問!?70代一人旅(奥尻島⑥)
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