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離島ひとり旅を続けていたある日、この旅のきっかけを作ってくれた末っ子から、思いがけない一言をもらいました。
「これから日本の離島を巡るなら、移動手段がないときついよ。車は無理だろうから、原付バイクの免許でも取ってみたら?」
衝撃でした。自分だけの考えでは、まったく思い及ばないことでした。
でも私、素直なだけが取り柄で生きてきました(笑)。言われたその日から、すぐに動き出しました。素直さ大事!
そうしてあら古稀の私は、原付バイクの免許取得に向けて走り始めたのです。
原付バイク取得にチャレンジされる方は少ないかと思いますが、私は自宅から近いモータースクールで取得しました。
筆記試験当日―まさかの事件が起きた
原付バイクの免許は、路上での実技試験がありません。筆記試験に合格すれば取得できます。「それなら私にもできる!」と試験に臨みました。
試験会場で席につくと、前の席には若い男性が座っていました。
結果発表。合格者の番号が読み上げられます。
……前の席の若い男性、不合格。
……私の番号、呼ばれました。合格🌸
心の中で思わずつぶやきました。
「え、若い男性が落ちて、高齢者の私が合格?……間違いでは?」
合格者は全員、前に出て並びます。すると試験官がそっと私のそばに来て、小声でこう聞いてきました。
「バイクの免許を取って、何か目的があるの?」
あら古稀(アラウンド70)。そろそろ車の免許を返す年齢と言われる頃です。事故を起こしたら死亡か植物人間か……という現実もある。そんな年齢でバイクの免許を取ろうとしている私が、試験官には不思議に映ったのでしょう(笑)。
免許取得!でも……走れない問題
原付免許には路上での実技試験がないということは、つまり「免許は持っているけど実際には走れない」状態でもあります。
練習が必要でした。そこで選んだのが大島。離島ひとり旅の流れで、練習の地として大島へ渡ることにしました。
バイク屋さんからの「30分のお説法」との戦い
大島の元町港近くにあるバイクレンタルのお店へ。正直に話しました。
「免許取り立てで、練習しに来ました」
返ってきた言葉は、
「初めての人には貸せません」
そうだよね……予想はしていました😂。でも、ここで引き下がったら一生バイクに乗れない。食い下がりました。
奥さんは丁寧に、そして延々と話してくださいました。若い人でも事故を起こして20〜30万のバイク代を実費で払ったこと。バイクの保険は本人・相手にはかかっても、バイク車体への保険はないこと。下手をすれば一台分まるごとの弁償になること……。
以上、30分程度の(ありがたい)お説法を受けました(笑)。心配してくださってのことだと思います😌
それでも私の熱意が勝ったのか、とうとう貸していただけることになりました!🙌
大島で3日間、初爆走!
お借りしたバイクで、大島の道を走りました。初めてのバイクでの走行、景色が綺麗・・、風がきもちい・・なんて感じている余裕はありません💦事故にならないよう全身に力が入り、法定速度出てるよね?っていうぐらいのスピードでゆっくり、そして慎重に島を周りました。
最初は力が入りすぎて、3日後には手の感覚が麻痺するほどでした(笑)。それでも少しずつ慣れていき、3日間を無事故で走り切りました。
バイクを返しに行くと、お店の方がにこやかに迎えてくれました。そして手渡してくれたのは……
帰りの船の割引券🎫
思いもよらないプレゼントをゲット!(笑)。この心遣いが嬉しかったです。
大島でバイクを借りるなら
元町港の近くに、レンタルバイク屋さんが3軒あります。いずれも港からすぐのところにあるので、フェリーを降りてすぐ立ち寄れます。ちなみに私は「らんぷる伊豆大島」さんにお世話になりました。
おわりに ― あら古稀でも遅くない
末っ子の一言がなければ、原付バイクの免許を取ろうなんて考えもしなかったと思います。
でも、動いてみてよかった。手は麻痺したけれど(笑)、あら古稀でも新しいことはできると実感しました。
素直に動いてみること、大事です😊
次の離島旅では、この経験を活かしてどこを走ろうかな……と、今からワクワクしています。


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