礼文岳に70代で登る|「ニセ頂上」にはご注意を!(礼文島・利尻島⑥)

北海道の島

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※この旅は、離島旅をはじめたばかりの60代後半のころのお話です。(いまは70代、まだまだ島を歩いています😊)

※2017年7月の体験です。バスの時刻や登山道の状況は変わりますので、最新は礼文町の公式サイトなどでご確認ください。

「花の島」と呼ばれる礼文島に、山があるのをご存じですか。

島のいちばん高い山、礼文岳(れぶんだけ・490m)。60代の終わりの私の足で、登り2時間、下り2時間でした。

しかもこの山、午前中に登って、午後のフェリーで隣の利尻島に渡れてしまうのです。この記事は、そんな礼文岳登山の記録です。

そして、これから登る方にひとつだけ、先にお伝えしたいことがあります。途中に「頂上に見えて、頂上ではない場所」😱があります。その話は、のちほどじっくり☺️

礼文岳って、どんな山?

高さ 490m。礼文島でいちばん高い山です
登山口 内路(ないろ)。香深の港からバスで行けます
私の実測タイム 登り約2時間・下り約2時間(当時の私の足で)
こんな人向け 山登りははじめてでも、歩くのが好きな方。利尻山はちょっと自信がない、という方にも

標高490mというと低い山に聞こえるかもしれません。でも礼文島は海のそばから登りはじめるので、490mをまるまる自分の足で登ります。あなどれませんよ😊

登山口へは、バスで行けます(車なしOK)

私は香深(かふか)の宿から、朝6時半のバスに乗りました。登山口のある内路までは30分ほど。7時に歩きはじめました。

礼文岳の内路登山口の看板
内路(ないろ)の登山口。ここから礼文岳へ登りはじめます

朝いちばんのバスで行くのには、理由があります。午後のフェリーに間に合わせるためです。この日の私の計画は、「午前に礼文岳、午後の船で利尻島へ」。離島の旅は、船の時間から逆算して組み立てるのがコツです。

礼文岳コース内路登山口の案内板(コース内にトイレはありませんの注意書き)
登山口の案内板。「この先、コース内にトイレはありません」とはっきり書かれています

登り2時間——森を抜けて、尾根に出る

礼文岳の登山道 前半の林のなか
前半は静かな林のなか。木かげの道が続きます

登山道は、はじめは森の中です。木々のトンネルをくぐるように、ゆっくり高度を上げていきます。

当時の私の足でも、あわてなければ大丈夫。休み休み、自分の呼吸で登ります。

私の持ち物は、長そで・長ズボン・帽子・カッパ・リュック・歩きなれた靴。7月でも風が出ると冷えるので、羽織るものは必須です。

★ここが本題——「ニセ頂上」に騙されないで

登りはじめてしばらくすると、視界がパッと開けて、「着いたー!頂上だ!」と思う場所に出ます。

でも、そこは頂上ではありません。

本当の頂上は、その先です。登山の言葉で「ニセピーク」と呼ぶそうですが、疲れた体にこれはなかなか効きます😂 「えっ、まだあるの?」と。

でも、ご安心を。ここまで来れば、本当の頂上はもうすぐです。「視界が開けても、まだ先がある」と最初から知っていれば、がっかりせずに済みます。私がこの記事でいちばんお伝えしたかったのは、実はこのことなんです☺️

山頂——たどり着いたら、真っ白でした

礼文岳頂上の標識 標高490m 霧の日
礼文岳頂上、標高490m。この日は霧で真っ白でした

9時、頂上に着きました。歩きはじめてちょうど2時間です。
あいにく、写真でもお分かりの通り、霧と雲に覆われていて絶景は見られませんでしたが、霧がかった山頂もまた、おつなものでしたよ☺️

礼文岳の山頂で記念撮影する70代ひとり旅の女性
頂上の標識のとなりで。赤いのは風よけのカッパです。足元には小さなお地蔵さま

下りも2時間——膝と相談しながら

礼文岳の登山道に咲くコウリンタンポポ(オレンジ色の花)
登山道のわきで会ったコウリンタンポポ。ヨーロッパから来た花だそうです

下りは楽かと思いきや、膝にくるのは下りのほう。ストックがあると安心です。

11時に登山口へ下りてきました。合計4時間の山歩き。当時の私の足には、ちょうどよい「がんばり」でした。

そして午後1時25分の船で、私は隣の利尻島へ。今度は1,721mの利尻山が待っています。——その挑戦の話は、また別の記事で☺️

気になること、いろいろ(2026年版)

熊はいるの?——礼文島にヒグマは住んでいません。2018年に「106年ぶりのヒグマ上陸」と話題になったのは、お隣の利尻島のほうでした。本土から20kmほどを泳いで渡ってきたオス1頭とみられ、翌2019年の6月に「終息」が発表されています😊。

トイレは?——コース内にトイレはありません。登山口の案内板にも「この先、コース内にトイレはありません」と大きく書かれています。歩きはじめる前に済ませておきましょう。

水と食べもの——売店はありません。香深で調達してから向かいましょう。案内板にも「飲み物を必ず持参しましょう」とあります。

足元——急な斜面やガレ場(石がごろごろした道)が多い山です。登山靴で行きましょう。天気が悪い日は無理せず引き返すのが、島のルールです。

おわりに

花の島の、いちばん高いところ。490mの頂上に立つと、「私もまだ登れるんだなあ」と、うれしくなりました。

利尻山はちょっと自信がない。でも島の山登りを味わってみたい。そんな方に、礼文岳はちょうどいい山です。

ニセ頂上に、どうか騙されませんように😊

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