与路島へ70代一人旅|サンゴの石垣とサガリバナロードの島(奄美群島②)

九州の島

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※2023年7月の体験です。船の運航などは変わることがありますので、最新は瀬戸内町の公式でご確認ください。

はじめに——1番遠い島から回る、という作戦

与路島(よろじま)は、奄美大島の南、加計呂麻島のさらに先にある小さな島です。人口は70人ほど。地図でもうっかり見落としてしまうような、本当に小さな島です。

島旅を続けてきて学んだことがあります。それは「体力のあるうちに、一番遠い島から回る」ということ。だから今回も、奄美に着いてまず向かったのが、この与路島でした。

与路島への行き方——宿に相談したら、道が開けた

与路島へは、古仁屋から町営定期船「せとなみ」で行くのが正攻法。ただ、時間帯によっては乗り継ぎで1日がかりになることもあります。

そこで私は、泊まる宿のみどり荘さんに相談しました。すると——朝7時の「フェリーかけろま」で古仁屋から瀬相港へ渡り、そこからは宿の息子さんが手配してくれた海上タクシー「吉丸」さんで与路島へ😊なんと!!朝9時には島に着いてしまいました。宿に相談すると、思いがけない近道が開けることがある。これも島旅の知恵です。

📝 70代の足メモ:与路島は歩くだけで回れる小さな島。集落はひとつ、道もシンプルです。レンタカーもバスもいりません。自分の足だけで完結する、体にやさしい島でした。

🕐 町営定期船「せとなみ」の時刻表(2026年4月改定)

正攻法で行く方のために、古仁屋⇔与路島の「せとなみ」の時刻をまとめておきます。曜日によって便が変わるので、ご注意ください。

曜日古仁屋 → 与路島(行き)与路島 → 古仁屋(帰り)
7:00発 → 8:00着(直行)
14:30発 → 16:10着
8:10発 → 9:50着
14:30発 → 16:10着朝:7:00発 → 8:40着
夕:16:20発 → 18:00着
10:00発 → 11:40着15:00発 → 16:40着
14:30発 → 16:10着便なし
14:30発 → 16:10着7:00発 → 8:40着
14:30発 → 16:10着朝:7:00発 → 8:40着
夕:16:20発 → 18:00着
10:00発 → 11:40着15:00発 → 16:40着

※請島(請阿室・池地)経由の便もあります。荒天や行事などで運航が変わることがあるので、最新の時刻表は瀬戸内町公式サイトでご確認ください。
【お問い合わせ】古仁屋待合所:0997-72-3771 / 瀬戸内町 商工交通課 船舶交通係:0997-72-4560

サンゴの石垣が続く集落

与路島の集落を歩くと、サンゴでできた石垣が続いています。昔の人が海のサンゴを積み上げて作ったもので、国土交通省の「島の宝百景」にも選ばれているそうです。白っぽい石垣と、島の静かな家並み。歩いているだけで、時間がゆっくり流れていくのを感じました☺️

因みに、島の至る所にあるこの棒は何かお分かりになりますか☺️?
正解はーーハブが現れた時に追い払う棒です😊今回は使うことはありませんでしたが、この棒を見かけるたびに、「ここにもハブが出るのか、怖い・・。」とつい辺りをキョロキョロと確認してしまう自分がいました😂

サガリバナロード——朝・昼・夜で三度楽しむ

与路島海岸

与路島でいちばん見たかったのが、サガリバナです。サガリバナの見頃は6月の下旬から7月中旬、夜に咲いて、朝には散ってしまう、一夜限りの花なのです。そのため「幻の一夜花」と言われています。満開になるとバニラのような甘い香りを漂わせます☺️

宿から歩いて15〜20分ほどのところに、サガリバナの並ぶ道があり、いつでも無料で見ることができます😆

この道が、時間帯によってまったく違う顔を見せるのです。夜はほのかに香る花、そして朝に行くと、淡いピンクの花が粉雪のようにサラサラと舞い散るような、サガリバナショーが見られます。地面いっぱいに落ちたサガリバナはまるでピンクの絨毯を敷き詰めたようにようになります。

有名な西表島のサガリバナはツアーで見るものですが、ここでは自分の足で、好きなだけ、無料で眺められます。しかも時間帯によっては独り占め☺️これぞ、小さな島の贅沢でした。

高原(タカバル)海岸——山を越えた先の、誰もいない海

サガリバナロードとあわせて、もうひとつ足を延ばしたのが高原(タカバル)海岸です。集落とはちょうど反対側、島の西海岸にあり、「裏港」とも呼ばれています。

集落から標高115mほどの山をひとつ越えて、徒歩30〜40分。道は整備されていますが、途中で出会った人は誰もいませんでした。山道を抜けた先に、ぱっと海が開けたときは、思わず「私だけの海だ」と呟いてしまいました☺️

与路島の山道に立つ「高原・砲台跡」と書かれた手書きの道標。ソテツの緑に囲まれている
与路島の高原海岸。緑の山に囲まれた誰もいない砂浜に、透き通った青い波が打ち寄せる

外洋に面しているので流れは強く、泳ぐというより、静かな海をひとり占めして眺める場所です。このあたりは携帯の電波も入りません。それがまた、贅沢な時間でした。

📝 70代の足メモ:片道30〜40分の山越えは、与路島でいちばんの運動でした。運動靴と飲み物は必須。電波が入らないので、宿に「高原海岸まで行ってきます」と一言伝えてから出かけると安心です。

宿・みどり荘のこと

港に着くと特別なマイカーでお出迎えしてくださりました。
時速5キロのその車は重い荷物を宿まで運んでくれます😆この忙しない時代を逆行した車!そんな、のんびりな島特有の時間の流れについついほっこりしてしまうのでした☺️

与路島の港で荷物を運んでくれる昔ながらの運搬車。荷台であら古稀キャラクターが万歳しているイラスト合成写真

2泊お世話になったみどり荘。送迎を手配してくれた息子さんには、本当に助けられました。

宿の食事は地元の食材を使ったお料理で、お写真でも分かる通りとにかくボリュームもあり、美味しい😊人が作ってくれた食事ってなんでこんなに美味しいのだろう…。30年以上家族のために食事を作り続けた私だから分かるありがたい味なのです☺️

翌日、隣の請島の山に登る私に、宿のおにぎりを持たせてくれて——そのおにぎりが、思いがけない出会いを生むのですが、それはまた次の記事で☺️

まとめ

与路島には、観光施設も、お店らしいお店も全くありません。でも、サンゴの石垣、ピンクの花の絨毯、宿の人のやさしさ。「何もない」どころか、心に残るものばかりの島でした。

趣のある桟橋☺️

こんなきれいな夕日も独り占めですよ☺️

📝 与路島の旅メモ(2023年7月時点)

  • 行き方:古仁屋から町の定期船。宿泊先に送迎の相談もあり。
  • 宿:みどり荘(電話予約)。2泊約13,000円
  • 島内は徒歩でOK。サガリバナは宿から徒歩15〜20分・無料

📝 この旅のメモ(予約はこちらから)

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※与路島の宿は予約サイトにない場合が多く、電話予約が基本です

🗾 これまでに訪れた島の一覧はこちら:日本の離島 一覧|70代の女一人旅で訪れた島の記録

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