屋久島 一人旅で転倒・入院|70代が学んだ“無理しないシニア旅”

九州の島

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楽しかった屋久島の旅。その最終日、最後の最後に、思いがけないことが起きました。下山あと30分のところで転倒し、入院することになったのです。でも、この経験には、これからひとり旅をするシニアの方に、ぜひ知っておいてほしい学びがありました。恥ずかしい失敗も、役立つ備えも、正直にお話しします。☺️

出口まであと30分、というところで

太鼓岩の絶景を心ゆくまで味わって、さあ下山。最高の気分で歩いていた、その出口まであと30分というところでした。木の根に足を引っかけて、転んでしまったのです😂。

右足を痛めましたが、そのときは「あら、やっちゃった」くらいの感覚で、自分の足でなんとか出口まで歩いて下りました。長年の旅で鍛えた“なんとかなる精神”が、このときばかりは少し裏目に出たのかもしれません。

温泉のあと、痛みが本物に

下山後、ガイドさんが気をきかせて、近くの楠川温泉(くすがわおんせん)へ車で送ってくださいました。

宮之浦港からバスで10分ほどの、味のある温泉です。ところが、湯から上がると右足がじんじんと痛みだして……。「ちょっと冷やせば治るかしら」と、このときもまだ、軽く考えていたのです🙂

バスで宿へ戻る頃には、痛みはもう本物に。冷や汗がにじみ、歩くのもやっとでした😂しばらく宿で休んでいましたが、痛みも増してきて目の前がチカチカしてきて、さすがの私も「これはいけないかもしれない」と、ようやく観念しました。

タクシーで病院へ、そのまま入院

あわててタクシーで病院へ。この時は痛みがMax!!
皆様の不安を煽るわけでなく、本当に、本当に足が痛くて、遠のく意識の中で「え?血圧70台?ちょっと、点滴全開にして!」という医師の少し焦った声が聞こえました。

そして、そのまま入院することになりました😂遠い島で、おひとりでの入院。心細くなかったと言えば嘘になります。でも、看護師さんやお医者さんが本当に親切で、「遠くからおひとりで、大変でしたねえ」と声をかけてくださって。その温かさに、何度も救われました。

心細くて家族にも連絡、でもみんな仕事しているし家族もあるし、迷惑はかけられない・・🤨
ということで、2泊の入院を経て、無事に退院し自宅に帰ることになりました。

車椅子で、たくさんの手に支えられて帰宅

退院の日。まだ歩くのが難しく、車椅子での帰宅となりました。ところが、ここからが本当に、人の優しさの連続だったのです。

タクシーの運転手さんは車椅子をさっと用意してくださり、屋久島空港のスタッフさんは、少しでも早く帰れるよう便を手配してくださいました。乗り換えの鹿児島空港でも、空港のスタッフさんが待っていてくださって、スムーズに移動。そして羽田に着けば、そこにも空港のスタッフさんが。最後はリムジンバスで、無事に我が家まで——。

屋久島から自宅まで、たくさんの見知らぬ方々の手に、文字どおりリレーのように支えられて帰ってきたのです。ありがたくて、バスの中でひとり、そっと涙ぐみました😢

この旅で学んだこと——シニアの旅は無理をしない

痛い思いをして、声を大にしてお伝えしたいことがあります。

シニアの旅は、無理をしないこと。「あと少しだから」「自分の足で」と頑張りすぎないこと。疲れている時や下りは、転びやすいもの。痛めたら「なんとかなる」と思わず、早めに受診することが大切でした。

そして、いざというときに私を本当に助けてくれた「備え」が、この二つです。

  • 必要時旅行保険に入っておくこと:理由は下記の旅メモ参照。
  • 空港や交通機関の「車椅子・サポート」は、頼めると知っておくこと:空港のスタッフさんは、車椅子の手配や移動の介助をしてくれます(事前に航空会社へ伝えておくと、よりスムーズ)。「お願いしていいんだ」と知っているだけで、心がぐっとラクになります。

この二つを知っているだけで、いざというとき、心も身体も、ずいぶん助けられます。私自身、サポートの存在に、本当に救われました。

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おわりに

最後にアクシデントはありましたが、それでも私は、この屋久島の旅を「最高だった」と胸を張って言えます。屋久杉に触れ、もののけの森を歩き、そして何より——困ったときに差し伸べられた、たくさんの優しい手に出会えたのですから。旅は、景色だけでなく、人で出来ているのだと、しみじみ思います。

その証拠にこの後、再度(しかも2回も!!)屋久島を訪れることになります😌その話はまた別の記事で😊

長い屋久島の記録に、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。それでもやっぱり、私はまた、どこかの島へ出かけてしまうのでしょうね。

👉【関連記事】白谷雲水峡と太鼓岩|もののけの森を70代一人旅で歩く(屋久島)

📝 シニアひとり旅・もしもの備えメモ

  • 必要な方は旅行保険に入っておく(理由は以下を参照)
  • 空港・交通の車椅子サポートは頼める(事前に航空会社へ連絡を)
  • 「あと少し」で無理をしない。下り・疲れ時は特に慎重に
  • 痛めたら「なんとかなる」と思わず早めに受診
  • 体力に不安があるコースはガイド同行が安心

    私は普段、保険はほとんどかけない主義です。医療費は高額療養費制度があるので、貯金で備えれば十分だからです。
    ただし山や離島の旅だけは別。遭難時の捜索・救助費用は公的保険がきかず、数十万円以上かかることがあるからです。旅先で入院したとき、痛感しました。
    なので私のおすすめは——
    ①「限度額適用認定証(またはマイナ保険証)」を旅に持っていく(無料でできる備え)
    ② お手持ちのクレジットカードの付帯保険を確認する(すでに持っている備え)
    ③ 山に登る旅のときだけ、救援費用つきの1日数百円の保険を検討する

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